自分の作品やお仕事の成果を多くの人に伝えるためのポートフォリオサイトは重要な選択肢になっています。今では個人でも、制作会社や友人に頼まずに、手段を的確に選べばハードルすら感じないでしょう。
本コラムでポートフォリオサイトの意義やメリットをお伝えして、さらに具体的な作り方までご紹介します。
ポートフォリオサイトの意義
ポートフォリオサイトの作り方は全てのクリエイターにとって今や必須のスキルです。なぜなら、ポートフォリオサイトは自分の作品を広く見てもらうためのツールであり、クライアントや潜在(将来の)クライアント、ギャラリーからの評価を高める重要な手段だからです。
例えば、鮮やかな色彩の風景写真を撮るフォトグラファーがいるとしましょう。その人がポートフォリオサイトを上手に作れば、写真の鮮やかさが一層伝わって、その技術や感性を高く評価する人が増えるでしょう。
ポートフォリオサイトの目的と役割
ポートフォリオサイトの作り方を理解するためには、まずその目的と役割を理解することが重要です。ポートフォリオサイトの主な目的は、あなたの作品を広く公開し、閲覧者に良い印象を与えることです。具体的には、自分の作品を最高の状態で見せ、自分の技術やセンスを伝える場所となります。これは自己PRの一環であり、クライアントや他のフォトグラファーからの評価を得るための手段でもあります。
したがって、ポートフォリオサイトの作り方を学ぶことは、自分のキャリアを成功させるために重要となります。
ポートフォリオサイトのメリット
方向性や個性が伝わる
ポートフォリオサイトの良い点は何といっても即効性でしょう。「鉄は熱いうちに打て」のことわざにあるように、
相手の気持ちが盛り上がって冷めていない時期に見てもらえることは大きなアドバンテージと言えます。
「仕事を任せたい」と思われる
ウェブサイトやウェブページといっても丁寧な人柄やものごとを伝える能力は伝わります。「名は体を表す」ではありませんが、ある程度の人となりは伝わるので、「任せてもいいかも」と感じてもらうことも可能です。
クライアントの引き出しに入る
クリアーファイルに実績と作品をまとめて提出するように言って来たデザイン事務所や編集室がありました。これは適材適所でフォトグラファーをチョイスするためにオフィスのキャビネットに数名のデザイナーやライターで共有するためです。現在はウェブサイトをパソコンのブックマークや共有サーバーのデータベースにストックしておいています。
サイト上で依頼を受けたり作品の販売ができる
依頼フォームやショッピングページ、カートを設置できます。
ショッピングページやカートが用意されているウェブサイト制作サービスもあります。
撮影依頼の受注以外に作品や写真集、著書を販売することが可能です。Word Pressでもプラグインによって販売ページの設置が可能になります。
問い合わせフォームや依頼フォームを設置できる
フォームを設置すればインタラクティブなコミュニケーションへの発展が可能です。
メールアドレスをポートフォリオサイトにそのまま記載するとスパムやフィッシングメールが増えてしまいます。
その点で問い合わせフォームはその心配はありません。
撮影から時を経ていっそう客観的に自分の作品を俯瞰できる
ポートフォリオサイトを作るにはそれまでストックしておいた作品や成果を整理し、その中からベストや最適な画像を選ぶ必要がるので、ストック全体を見回す機会に恵まれます。この作業を通して自分を見つめ直したり、自分を他人に正確に伝えるための客観的な観察も可能になります。
手作業によるポートフォリオから醸される雑さや不器用さを隠せる
どんなポートフォリオにするかにもよりますがプリントアウトや印画紙を貼りつける作業には台紙に対して曲がっていたり傾いていないための正確さと集中力が必要とされます。ウェブサイト上のポートフォリオは自動的に真っ直ぐにきれいにまとめることが可能なので、誰にでもある雑さや不器用さが表れにくいと言えます。
データ運用なのでPCで更新を楽に迅速に行える
ポートフォリオサイトにも印画紙やフィルムのスキャニング作業は生じるかもしれませんがデジカメで撮られたり、すでにデジタル化してある画像でサイトを作り始めるのであれば、データのプリントアウトや台紙への糊付け、ファイリングの作業は省くことが出来ます。
効果的なポートフォリオサイトって?
効果的なポートフォリオサイトを 1. クライアントの視点、2. クリエイターの視点に分けて説明します。
効果的なポートフォリオサイトは、閲覧者が必要な情報を容易に見つけられるように設計されています。それは明瞭なナビゲーション、高品質な写真、短くて分かりやすい説明文、そして簡単に連絡が取れるコンタクト情報を含みます。これらの要素は、ポートフォリオサイトの作り方における基本的な要素と言えます。具体的な例として著名ば写真家やフォトグラファーのポートフォリオサイトが挙げられます。彼女ら/彼らのサイトは、視覚的に魅力的で直感的なナビゲーション、一目でわかるスタイルと技術、そして簡潔な自己紹介が特徴となっています。これらが全てうまく組み合わさることで、閲覧者にはフォトグラファーの技術とセンスが効果的に伝わります。したがって、ポートフォリオサイトの作り方を学ぶ際には、これらの要素を忘れないようにしましょう。
次にクライアント(ポートフォリオサイトを見る側)と
フォトグラファー(ポートフォリオサイトを見せる側)、
それぞれの立場・視点に立ってこれらの特性を考察しましょう
クライアントの視点
クリエイターの得意分野を知りたい
ポートフォリオサイトを見ればフォトグラファーの力点は伝わるもの。
フェイス・トゥー・フェイスで説明を受けながらよりも把握しやすい可能性もあります。
ウェブ上で判断したい
多忙、遠方などで面会の調整が困難であったりすることはままあります。
人に会うのが苦手だったり、ストレスに感じることもあるでしょう。
実際に会うべきか事前に判断したい
まずポートフォリオサイトを見てから面談に進むか決めるクライアントも少なくありません。
つまりこのような依頼主には、ポートフォリオサイトが無ければ箸にも棒にも掛からないのです。
適材適所にクリエイターを選びたい
クライアントは常に何人かの候補の得意不得意を見極めておいて、
プロジェクトやミッション毎にフォトグラファーを選ぼうと考えています。
クリエイターのスケジュールを確認できるから
撮影内容やクライアントによってはフォトグラファーのスケジュールをサイト上で把握して予約する人もいます。
いちいちフォトグラファーと連絡を取るよりストレスが少ないからです。
サイトから連絡したい
サイト内のコンタクト情報を通じてポートフォリオサイトを見たときの思いを維持したまま連絡を取りたいと思うかもしれません。
クリエイターの視点
常時世界中に自分を紹介
自分がどこにいても世界中に見てもらえます。例えば地方や海外に出張中でも、
その場で相手にサイトを見てもらえます。
作業スペースを必要とせず、パソコンやマックでも製作可能
プリント用紙や印画紙を切ったり台紙に貼るための作業スペースを必要とせず、
手軽なためポートフォリオサイトを作らないのはもったいないかもしれません。
しかもひと昔のようにコードを駆使してサイトを作る必要がないうえ、モバイルでも閲覧そやすいレスポンシブサイトにもなるのでハードルはかなり低くなっています。
実績が瞬時に伝わる
間を置かず相手の眼に触れると他のフォトグラファーより一歩早く自分の良さが伝わり、
撮影獲得に有利に働きます。
出張予定、撮影日などのスケジュールを確認してもらえる
撮影依頼獲得にに有利に働きます。フォトグラファーのスケジュールの把握はクライアントのストレスを軽減するからです。
撮りためた作品や過去の成果をまとめることで自分自身がスキルや実績、
強味を俯瞰できる
ネット上で作品の販売ができる
作家性の高い芸術的な写真が溜まっていれば、販売につなげることも可能です。
下のペライチでは、販売ページやショッピングカートの設置も可能です。
良いポートフォリオサイトの作り方
1. ポートフォリオサイトの計画
ポートフォリオサイトの作り方の第一歩は、計画を立てることです。サイトの目的を明確にし、目標の設定、デザインの選択、掲載する作品の選択、そしてサイトの構造について考えることが重要です。これらはサイトを作るための基本的なフレームワークとなります。具体的な例として、あなたが自分の風景写真を売り物にしたい場合、その目的に合わせたデザインと作品の選択が必要となります。それにより、ポートフォリオサイトが効果的に機能し、目的を達成する可能性が高まります。したがって、ポートフォリオサイトの作り方を学ぶ際には、まず計画を立てることから始めましょう。
2. デザインと構成
ポートフォリオサイトのデザインと構成は、そのサイトがどれだけ魅力的に見えるかを決定します。デザインは、サイトのビジュアルの一部であり、閲覧者の第一印象を決定します。それに対して、構成はサイトの情報の組織化の方法であり、閲覧者がサイトをどれだけ使いやすいかを決定します。これらは、ポートフォリオサイトの作り方における重要な要素であり、両方がうまく組み合わさることで、魅力的なポートフォリオサイトが作られます。具体的な例として、あなたが写真の色彩を重視している場合、デザインは色彩豊かで、作品が一目で分かるような構成にするべきです。このような工夫により、訪問者はあなたの技術とセンスを瞬時に感じることができます。したがって、ポートフォリオサイトの作り方には、デザインと構成のバランスを考えることが不可欠です。
3. 作品の選択と配置
ポートフォリオサイトの作り方において、作品の選択と配置は重要な要素です。訪問者があなたのサイトを訪れた時、彼らはあなたの技術とセンスを直接感じることができる最初の機会が、あなたの作品です。それゆえに、作品の選択と配置には慎重さが求められます。最高の作品を前面に押し出し、同じジャンルやスタイルの作品を一緒に配置することで、あなたの特技や強みを強調することができます。具体的な例として、あなたがポートレートを得意としている場合、あなたのポートレート作品を強調するように配置します。これにより、訪問者はあなたのポートレート撮影の技術を直接感じることができます。それゆえに、ポートフォリオサイトの作り方において、作品の選択と配置は重要なステップです。
4. SEO対策
ポートフォリオサイトの作りにはSEO対策も重要です。あなたのサイトが検索エンジンの上位に表示されることで、より多く未知の訪問者があなたのサイトを閲覧する可能性が高まります。SEO対策には、キーワードの選択と使用、メタデータの設定、高品質なコンテンツの作成、そしてモバイルフレンドリーなデザインが含まれます。これらはあなたのサイトが検索エンジンにより良く評価され、検索結果の上位に表示されるための手段です。
具体的な例として、あなたが自分の地元の風景写真を特徴としている場合、その地域名をキーワードとして使用します。これにより、その地域を検索する人々があなたのサイトを見つけやすくなります。それゆえに、ポートフォリオサイトの作り方において、SEO対策をしっかりと行うことは非常に重要です。
ポートフォリオサイトを魅力的にするために考えたいこと
ビジュアル重視のデザイン
ポートフォリオサイトを魅力的にするためには、ビジュアル重視のデザインが効果的です。あなたの作品を最高の状態で見せるためには、シンプルかつ清潔なデザインが最適です。また、作品が目立つように、余分な要素は排除します。具体的な例として、白または淡い色の背景に彩度が高い写真を配置すると、写真がより鮮やかに見えます。これにより、訪問者の注意はあなたの作品に集中します。それゆえに、ポートフォリオサイトを魅力的にするためのテクニックの一つとして、ビジュアル重視のデザインが挙げられます。
シンプルで清潔なデザインのポートフォリオサイトは無数に存在しますが、ここではワードプレス用のテーマFUKASAWAを紹介します。ワードプレスについては下記に説明しますが、一度眺めておくといいでしょう。
> FUKASAWA DEMO を見てみる
ユーザビリティとアクセシビリティ
ユーザビリティとアクセシビリティもまた、ポートフォリオサイトを魅力的にする重要な要素です。訪問者があなたのサイトを簡単に、ストレスフリーでナビゲートでき、必要な情報を迅速に見つけられるようにすることが重要です。具体的には、明確なメニュー、直感的なナビゲーション、そして適切な文字サイズと色彩の選択が含まれます。これらの要素が適切に設定されている場合、訪問者はあなたのサイトを快適に閲覧できます。したがって、ユーザビリティとアクセシビリティは、ポートフォリオサイトを魅力的にするための重要なテクニックです。
パーソナルストーリーとコンタクト情報
あなたのパーソナルストーリーとコンタクト情報を明示することは、ポートフォリオサイトを魅力的にするための重要な要素です。パーソナルストーリーはあなたの背景や経験を共有する場であり、訪問者にあなたのパーソナリティと価値観を伝えます。一方、コンタクト情報は訪問者があなたに連絡を取るための手段であり、新たなビジネスの機会を生み出す可能性があります。具体的な例として、あなたが旅行を愛し、それがあなたの風景写真のインスピレーションになっている場合、そのストーリーを共有することで、あなたの作品に対する訪問者の理解が深まります。また、明確に表示された電話番号やメールアドレス、SNSのリンクなどを配置することで、訪問者があなたに直接連絡を取ることが可能になります。したがって、パーソナルストーリーとコンタクト情報を含めることは、ポートフォリオサイトを魅力的にするための重要なテクニックです。
作り方まとめ
以上が、ポートフォリオサイトの作り方についての基本的なガイドラインです。これらのポイントを心に留めておくことで、魅力的なポートフォリオサイトを作成することができます。視覚的に魅力的なデザイン、使いやすい構成、適切な作品の選択と配置、そして効果的なSEO対策、これらの要素が組み合わさったポートフォリオサイトが、あなたのスキルとセンスを最大限に引き立て、多くの訪問者を惹きつけるでしょう。最終的には、これらのガイドラインを参考にしつつも、自分自身のスタイルとニーズに合ったサイトを作ることが最も重要です。これにより、真に自分自身を表現するポートフォリオサイトを作成することが可能になります。
完成したポートフォリオサイトを更に活かす
ポートフォリオサイトの作り方を理解されたら次は最大限に活用する方法です。
2つのポイントがあり、積極的なマーケティングと更新の継続です。これにより活気が伝わり、閲覧者にとっての鮮度が確保されます。
マーケティングとプロモーション
ポートフォリオサイトの効果的なプロモーション方法としては、SNSを活用することが挙げられます。InstagramやTwitter、Facebookなどであなたの作品を定期的にシェアし、その都度ポートフォリオサイトへのリンクを掲載します。これによりフォロワーからの訪問が増え、あなたの作品やプロフィールへの認知度を高めることが可能になります。同時に積極的にポートフォリオサイトのURL露出させましょう。
更新の継続
ポートフォリオサイトは定期的に更新することで、視聴者にとって新鮮さを保つことができます。これには新作の追加だけでなく、レイアウトの変更やデザインの微調整なども含まれ、見やすく、巡回しやすく整った完成度の高いサイトにつながります。また成長と共にスキルセットが進化していることを反映させるためにも、定期的な更新は不可欠です。
ポートフォリオサイトづくりに役立つサービスやおすすめツール
ペライチ
- 直感的にサイトを構築できる
- 多様で美しいテンプレートから選べる
- ファビコンの独自設定が可能
- ショッピング、カート機能がある
- (撮影依頼者のための)予約機能がある
- 独自ドメインの取得が可能
- 無料試用期間(1ヶ月)が過ぎると上部に広告が入る
本記事のサンプル用に作ったフォトノオト(本ブログ)の案内サイトは
ペライチ(無料)に登録してだいたい30分で作りました。⇒https://peraichi.com/landing_pages/view/photo-note
サーバーレンタル
Word Press + テーマ
Word Press は完全無料。
私は以前はHTML、CSS、JavaScriptなどでウェブサイトを作っていたので、
何かにつけ労力が要りましたが、現在はWord Press があるので直感的に、
質の良いサイトを苦労なく作れるようになりました。
Word Press
便利そうだと分かっていても「ワードプレス」という言葉に抵抗がありました。
しかしこのブログをスタートするにあたって、
X-サーバーの分かりやすい案内でインストールを進めたら「あれよあれよ」と使えるようになったので、
「さてテーマをどうしよう」という次のステップにすぐに移れたのです。
テーマのインストール
Word Press でのサイト作りには、テーマをインストールする必要があります。
テーマには無料と有料のものがあります。
テーマとは何でしょう? ウェブサイトの見た目やスタイル、機能を定義するためのテンプレートです。
ちなみに当サイトはWordPressを簡単にインストールできる、
しかも高速接続で何かと有利なX-サーバーを利用、
テーマには見やすく直感的に美しいサイトを作れるうえ、
細やかなカスタマイズが可能なテーマ: SWELLを使用しています。
*サーバーについては Konoha WING もおすすめです(説明は割愛しますが公式サイトをご覧になってください)。
≫ エックスサーバーを確認する
≫ SWELLを確認する
高速インターネット回線
相手の閲覧デバイスがパソコンだと想定すると、ポートフォリオサイトもパソコンで作り込むのがベスト。
なぜなら相手と同じ見え方でプレビューできるからです。
現在ご自宅やオフィスにインターネット回線が来ていないようでしたら、高速ネット回線の設置を考えてみましょう。
ちょうどキャッシュバック額が大きなNTTフレッツ光の広告があるので紹介しておきますね/
ポートフォリオサイトの活用方法
クライアントに直接会いに行くのに匹敵するか、
それ以上の付加的な効果をポートフォリオサイトは発揮することも可能です。
メールの本文にリンクを載せる以外にもさまざまな活用方法があります。
名刺にポートフォリオサイトのアドレス(URL)を記載する
URLはできるだけ読みやすく、かつ短く。
というのも名刺を見てウェブブラウザにタイピングする苦労を減らすためです。
メールの署名欄にURLを載せてポートフォリオに遷移させる
メール本文の下、署名欄にURLを記載します。
打ち合わせや提案、お礼や報告のメールを読んでもらう度に高確率で眼に触れます。
クライアントの必要に応じてポートフォリオサイトを見てもらえるので、
日常のコミュニケーションの中で「こんなこともできるのか」、「今回はこの人がベストだ」、「この人もメンバーに加えよう」、
となってチャンスが広がります。
SNSのプロフィール欄にURLを添える
ご存じのとおりユーザーの信頼性を担保してコミュニケーションをより円滑にするために、
どのSNSにもプロフィール欄が用意されています。
Facebook、Twitter、Instagram、LinkedIn、Pintarest、いずれのSNSでも時としてプロフィール欄を閲覧されてフォローする/しないを判断されます。
ブック(紙のポートフォリオ)やPDFと掲載画像を共有する
クライアントと面会の場合はブックと呼ばれる画像をプリントアウトしたポートフォリオをできるだけ持参するべきです。
また事前に1ファイルに集約したPDFの提出が求められることもあります。
これらの制作に使う作品とポートフォリオサイトの画像に流用すれば一斉に2~3種類のポートフォリオが出来上がります。
プリントとPDF、ウェブサイトでは最適な解像度異なります。
元画像の置き場所フォルダとは別に「プリント用」「サイト用」などとフォルダを新設して、それぞれの解像度、フォーマット(縦横比)の画像を保存していきましょう。こうすると後で作品を差し替える際に大変便利です。
すでにお使いと思いますが解像度/縦横比の変更にはフォトショップが特に便利だと感じています。
ちなみに私は講師でもあるのでアカデミックで活用しています。学生さんはもちろんのこと、教育関係者でしたら申請によりアカデミック利用が可能になります。また、クラウド版のPhotoShopは常に最新版を使えたりパソコンのスペックに合わせて旧バージョンを維持できるので、単品購入して定期的にアップグレード(有料)を行うよりも、断然コスパが良いことが分かっています。
自分の写真を客観的に見つめるツールとして
クライアントと同じ目線で自分のポートフォリオを閲覧すれば、
自分のスキルや感性がどう見えているか想像できます。
それだけでなく他人に迎合しないまでも自身の写真を外側から見ることは、
フォトグラファ―としてだけでなく全人的に成長するための重要な糧(かて)になります。
タイムリーな情報の発信源としてのブログを含める
SNSへのリンクだけでなくタイムリーな情報や思考、
つぶやきを発信しているブログへのリンクも載せることで、
人柄や日々の活動も伝わって実際に会うのと同等かそれ以上の共感や好感を得られます。
ポートフォリオサイトのヒント
依頼主はその上司や先輩、同僚に、自身が選んだフォトグラファーを「推した」根拠を問われる可能性を常に念頭に置いています。
そのような依頼主の顔をつぶさないためにも、以下のことに留意してほしいと思います。
- 写真撮影の最低限の知識がある
- 好きな写真家を最低一人は言える
- 得意とは言いきれないまでも、その分野の第一人者を目ざしている
特に①の基礎的な知識については当ブログ(フォトノオト)のClass Room からも獲得できる用意がありますので、
自身の知識に漏れが無いかチェックしたり、この機に更に腕を上げるのにも活用してください。
よくある質問:FAQ
まとめ
ポートフォリオサイトは常に未知の出会いに巡り合える可能性もあります。
最後に、説得力あるポートフォリオサイトにするために、
本コラム『フォトノオト』には写真撮影のノウハウ記事が集まっているので、どうぞご覧になってみて下さい。