・写真にはいい面と同時にデメリットもあるよね
・写真を続けて得られることって何だろう?
・後悔のない写真の始め方ってある?
・写真の副業にはどんなものがあるだろう?
・写真を趣味にする、本格的に始める、そして続けるメリットとデメリット、スマートな始め方や写真の副業の紹介
写真撮影を始めると実感する5つのデメリット
写真を始めたり続けるには楽しさや人生が充実したり、良い面が多くありますが、
まずそれに伴ってデメリットも当然ありますよね。筆者が考え得る写真のデメリットを最初にあげておきます。
カメラ沼、レンズ沼、機材沼などの底なし沼にはまる
Q&A
対策
【対策】
⇒このような対策があります。
- 慎重に厳選して本当に必要なものだけを入手する。
- カメラ誌やネットで納得いくまで調べつくす
- 自分に合った、投資価値がある機材に出会うまでレンタルで試す
現在の趣味から離れてしまう可能性
Q&A
これまでの人生観が揺らぐ
先達にマウントをとられる
ゴルフの世界もそうでしょうけど「教え好き」や「自称師匠」が多い世界でもありますね。ブレない軸足を備えておくといいかもしれません。軽い気持ちで質問したら「待ってました」とばかりに。 数時間は離脱不可能かもしれません。
一方で、「もっと分かりやく質問しよう」と質問力の質、伝える能力が向上したり、我慢強く傾聴すれば得がたい情報や知識が手に入ったり、撮影や、人生そのものに必要なレジリエンス*(≒忍耐力・回復力)が更に備わることもありそうです。
心理学におけるレジリエンスとは、社会的ディスアドバンテージや、己に不利な状況において、そういった状況に自身のライフタスクを対応させる個人の能力と定義される 。自己に不利な状況、あるいはストレスとは、家族、人間関係、健康問題、職場や金銭的な心配事、その他より起こり得る 。ウィキペディア
ウィキペディア
写真講座や教室、ワークショップが億劫だったり苦手な人にはウェビナー(ウェブ・セミナー)やDVD教材があります。
写真の整理が大変
デジタル画像はフィルムが不要な分、メディアの容量次第では際限なく撮れるのでデータ量が嵩(かさ)む速さは眼を見張ります。そしてその整理は後々の苦労に繋がりかねません。
セレクト作業の必要性とメリット
撮影データのセレクト(取捨選択)作業はデータ量の肥大化防止につながります。
同時に、撮影の振り返りにもなるので、
P・D・C・A( ▶ Plan=計画 ▶ Do=実行 ▶ Check=評価 ▶ Action=改善)サイクルを生み、その後のスキル向上につながります。
現在はクラウド(オンライン)ストレージが普及していますし、信頼できる外付けハードドライブで手元に保管するのも一手ですね。整理のために撮影後すぐに撮影日ごと/プロジェクトごとにフォルダ分けしておきましょう。
現在はクラウドストレージが普及していますし、信頼性の高い外付けハードディスクドライブに保管するのも手ですね。整理のために、なるべく撮影後すぐに撮影日ごと/プロジェクトごとにフォルダ分けしておきましょう。
写真を始めると実感する7つのメリット
次に写真によるメリットをあげていきます。
自己肯定感を得られる
自己肯定感とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり、自尊心、自己存在感、自己効力感、自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられる言葉である。
ウィキペディア
Q&A
撮影を計画して推し進めるには自己肯定感を土台とした「これでいいんだ」「自分で良いんだ」のような自己承認の意識があってこそ。その上よい結果を得られれば当然自己肯定感が増すし、もし芳しくない結果になっても「自分なりにがんばれた」と自己肯定感を持てれば強靭な上昇スパイラルが生まれて人間性を高めたり写真のスキルの上達につながります。
新しい自分 /未知の自分の発見
Q&A
人体のさまざまな臓器の中でも、脳は最も寿命が長く、鍛え続ければ120歳まで成長する力を持っているといわれます。また、脳には体の発達や年齢に応じてより活発に働く部分が移り変わっていくという特徴もあります。例えば人間だけが持つ「超脳野」と呼ばれる3つの分野は、いずれも30代以降に活発化し、その成長期は年齢によって異なります。
藤俊徳先生「脳の学校」代表
物事の見え方が変わる
Q&A
客観するカメラの眼を持つと自分自身をバルコニーのような高いところから俯瞰するようにもなるので、独りよがりにならず共感を得やすくもなります。
もっと達成感を味わえる撮影旅行に変わる
撮影に主眼を置いた旅行をイメージしてみましょう
これまでの旅行の目的の一つに撮影が加わった旅に変わると、
スケジュール、交通手段、天候、訪問先の情報、宿泊、同行者などについて、より周到で綿密な計画が必要です。
撮影内容や機材も含めた準備の方が旅行そのもの以上にワクワクして充実したものになります。
洗練された旅に
旅先での撮影では普段以上に気を付けるべきことが増えます。
被写体への配慮、肖像権、周囲への気遣いなどがあります。
そうした配慮が大人の振る舞いにつながり、無駄のない洗練された旅となるのです。
宿泊は静かで疲れを癒せるのが理想
気づかいや心労がストレスにもなる反面、出会いや達成感を得やすいのが撮影旅行です。
それに普段より体力を使いますよね。
数日の滞在や移動がある旅行になるなら宿泊先は特に重要ですのでよく調べて慎重に選びましょう。
予約代行サイトは繁忙期と閑散期で価格を調整する上、頻繁に大幅な割引を実施しています。
アクセスの良さや周辺の商業施設、騒音の有無、
そして部屋からの眺望も天気の確認など撮影に役立つので確認を忘れずに、
どうぞ身も心も癒される宿をお得に選んで充実した撮影旅行になさってください。
さらに外国語への志向も高まります。
写真を撮るモチベーションがあると撮影場所として海外にも目が向きますよね。
海外での撮影では現地の言葉を駆使できると撮影が一層捗(はかど)り楽しめるというものです。
だからといって普段外国語教室に通う時間が作るのは簡単ではありません。
それでも現地でのコミュニケーション力を身につけるにはどうしたらよいでしょうか?
フォトノオトでは筆者が海外生活に役立てた語学アプリを紹介していますので参考にしてください。
ITリテラシーが高まる
フィルム時代と異なり、デジタル画像のトリミングや画質調整や保管・配布・展示までデジタル運用の土台を築くことで純粋に「撮る」楽しみを味わえるので、これらがセットになってこそ心から写真を楽しめるとも言えます。
それに「もっと仕上げたい」と作品意識も向上すればITリテラシー(デジタル運用の基本的な知識や経験値)が自動的に向上していきます。また写真以外でもコミュニケーションのスキルが並行して向上するし、パソコンさえあれば人に訊かずとも調べることが出来て雪だるま式に楽しみが増えていくことも想像できます(ワクワクしますね)。
高まっていくモチベーション
フィルムカメラで撮影して運用していたフィルム全盛期はとうに過ぎ去り、撮影からデータ保存、投稿、プリントアウトまでデジタル運用が当たり前になりました(いまやプリントのみならずデジタル展示も見られます)。
パソコンややマックで撮影画像を確認したり、保存先を指定するにもOSの基本的な知識は必要ですし、それに画像を調整したり、加工する楽しみも生じるので、スキルと知識が同時に高まっていくはずです。
ソフトウェアの紹介
関連して以下にソフトウェアとハードウェアを紹介します。
画像を目的に合わせて、さらに仕上げるためにレタッチや画像処理作業を行うソフトウェアも必要です。もし未経験ですとハードルは決して低くありませんが効率と効果に驚きを覚えながら苦手意識も解消していくことでしょう。
*現在プロフォトグラファーのほぼ全員が使っているフォトショップ は。チュートリアルが充実しているので、安心して慣れていけます。またダウンロード後7日間、無料で試せるので、効果や楽しみを確認できます。
使っていて分からないことがあったら質問してください/
機材選びで味わう幸福感
Q&A
「何かを手に入れようと考えるだけで、短期的に幸福感が高まります。」と、ミズーリ大学のMarsha L. Richins教授は書いています。米誌『The Atlantic』
写真を芸術全体の中で捉えられる
Q&A
日本の名だたる写真美術館やアート・ギャラリーを網羅しているサイトを紹介します。
》全国フォトギャラリー紹介
》日本全国の写真、映像がテーマの美術館・博物館|美術館ガイド
》全国写真展情報
自身の写真作品を世界中に見てもらえる
写真を続けて作品が溜まってくると中には傑作が含まれてきます。
SNSで投稿するだけでなく、「自分の作品集」として広く世界に発表する手段としてポートフォリオサイトがあります。世界中の多くの人の目に留まり新しい繋がるかもしれませんし、副業や本業へと発展する可能性が生じるばかりか写真に取り組んでいくモチベーションを高めて行けるのです。
本ブログではポートフォリオサイトの作り方に関する記事があります上級者向けですが是非ご覧ください。
メリットだけを感じていける写真スタートの秘訣・4選+1
経済的にもメンタル面でも挫(くじ)けない仕組みを幹にして枝葉を伸ばしていくことが大切です。「人間の集中力は長く続かない」と捉えてツール、知識、マインドを磨いて仕組み化するイメージを持ちましょう。
モチベーションを高める
好きな写真に出会うことで、どんな気持ちの自分を表現して伝えたいか?…気づいて整理しましょう。
これでブレない目的意識を持てるので、上達への方針、機材選びなどの選択肢も楽に決まっていくでしょう。
基本的な知識を身に着ける
写真:Photography”を分解するとPhoto=光 + “graphy”=描く、つまり【光で描く】という意味合いです。
カメラが絵筆なら、光は絵の具にあたるでしょう。光にも明暗、色、強弱など原理や特性があります。カメラと光の基本となる知識を土台に撮影に臨むようにしましょう。一眼レフカメラのマスターについての記事や本ブログのノウハウ記事を紹介します。
確かな目標を持つ
写真誌を眺めたり写真展、写真美術館に出かけ、「これぞ」と思える写真に出会えば目標にできるでしょう。目標を得ることは継続や上達の積み上げには不可欠。目標は登山でめざす山頂のようで、頂が見えていると迷うことなく進んでいけまよね。
すぐれた作品と出会いに行く
》全国フォトギャラリー紹介
》日本全国の写真、映像がテーマの美術館・博物館|美術館ガイド
》全国写真展情報
映画やドラマの名シーンを録画してくり返し観る
シーンを停止して画面中の「いいな」と感じた点を挙げてください。
例えば構図、配置、緊張感などシーンに込めた思いや撮影意図を想像してみると、自分の撮影にも生かせるので、やる気が出てきますよ/
配信動画のワンシーンを録画しておいてオフラインで何度も見返すことができる画面キャプチャーソフトウェア、Bandicam (バンディカム) は無料版で10分間PCで録画できます。
さらなるメリット:副業に出来る
スキルを積み上げていく過程でSNSで人目に触れて自信も深まります。 写真にもマーケットがあり、副業にもすることも充分に可能です。経済的に余裕が生まれればやる気やモチベーションも高まります。
ストックフォト販売
フォトグラファー登録
まとめ
「写真をやらなければよかった」と思うより「写真をやっていて良かった」と思ってもらいたい。
そんな思いがありましたので、これまで感じていた写真の魅力やハードルを読者と共有したくて記事にまとめました。
数年間にフランスの女子に向けた「将来なりたい職業は?」アンケートに対して第1位がフォトグラファーだった聞いたことがあります。彼女たちにとって写真にはどんな魅力があったのでしょう? カメラを構えている姿がカッコいいと憧れたのでしょうか?
デジカメ/スマホの普及やSNSによって写真や撮影に対する価値観は大きく変化して、機材の内容よりも経験の長さよりも写真そのものの説得力や伝える力(ちから)、感性こそが評価される時代になりました。言わば「フォトパラダイム」の大変化が起きているのです。