焦点距離をはっきり理解したい人、
このような疑問を感じていませんか?
・そもそも焦点距離とはなんだ?
・交換レンズやズームレンズで焦点距離が変化すると何が変わるの?
・撮影のときレンズ選びでよく迷う
・レンズ選びを楽に行える基準を持ちたい
✓この記事の内容
・すぐに納得⇒体得できる焦点距離の説明
・被写体の見え方を重視して【画角⇒焦点距離決定=レンズ選択】、一連の手順の解説

この記事で焦点距離とは何かが分かり、これから悩まず的確にレンズを選べるようになります。
焦点距離を超かんたん理解
焦点距離とはまさに焦点=「焦げる点」までのレンズの中心からの距離
太陽光のような無限遠から直進してきた光がレンズで屈折して一点に集まるのが焦点です。


紙を黒く塗って虫眼鏡で焦がした思い出があるのでは?
焦点距離と画角は相反する
画角が少なくなるほど焦点距離は長くなります。
「写す範囲」を決める画角と「焦げる点」までの距離の関係
画角と焦点距離


ちなみに人の視野のうち、はっきりと認識できる範囲が45~55°です。
それゆえこの画角のレンズが標準レンズと呼ばれます。> 関連記事
レンズ選択の手順
結論:被写体の見え方 ⇒ 画角 ⇒ 焦点距離
撮影レンズはこのように決めましょう
- 被写体の見え方を決める⇒被写体との距離がきまる
- 写す範囲を決める⇒画角がきまる
- 焦点距離が決まる⇒レンズがきまる(ズームレンズなら焦点距離)
被写体の見え方
人の顔を例に説明します(肉眼で良いのでご友人やご家族で確認してください)。
正面から見て顔に近づくと耳が見えなくな鼻が大きく見え、逆に遠ざかると耳が大きく、鼻が小さくなります。
これは車や建物、商品にも、また食べ物にも言えることで、
・部分が強調されたり
・全体像が伝わってきたり
するのは被写体との距離によって変わります。
つまりみえかたが決まれば、おのずと被写体との距離が決まります。
写す範囲(画角)
次に写す範囲を決めます。
ポートレートですと
・顔のアップ
・バストアップ
・膝から上
・全身
などと選択肢がありますね。このいずれかが決まれば、おのずと焦点距離が決まります。
上の図を見ながらでも、このような >計算サイト<を利用したり、経験から決定できたりします。
ちなみに筆者が肉眼で実施していたレンズ家決定法はこんな感じです。
- センサー大の視覚を指でなんとなく作る
- 被写体を写す範囲を指で決める
- 指で作った枠と目の距離を測る(枠を作っていない方の指を物差しにする)
ちなみに筆者が肉眼で実施していたレンズ決定法はこんな感じです。


聖徳太子の時代から大工さんは自分の身体を使っておおよその長さを測っていましたね。また目分量も結構あてになりますよ。
画角から焦点距離
焦点距離と画角の相関図を見ながらでも、指を使った枠を利用しても、
またこのような ⇒計算サイトを利用したり、経験からも決定できたりしますよ。
まとめ
本記事はいかに読者が短時間でレンズ選びの王道を体得するかを目標として執筆しました。
でも不明な点が残りましたら、TwitterやLINEでもお問い合わせください。
なお本記事の大本になった記事にもう少し詳しく、細かく記述されていますのでお時間に余裕があればご覧になってください。

なお標準レンズや単焦点レンズの解説も行っていますので併せてチェックしてみてください。

本記事がどなたかのお役に立てれば光栄です。